ガチアサリ考察メモ③「なぜガチアサリで"塗り"が重要なのか?」
どうも、まー坊です。
『アサリは塗りが大事だよ!』
わかるようでよくわからないこの言葉。
実際塗りはめちゃくちゃ大事なのですが、ガチアサリを好むプレイヤーの間でも十分に認識が広まっていないのではないかと感じています。
そこで今回は私が考えているガチアサリにおける塗りの重要性について考察という形で言語化してみようと思います。勢いに任せて書いたので文章の誤り等があるかもしれませんがその場合は優しく指摘して頂けると助かります。(笑)
それでは行ってまいりましょう!
●注意
『ガチアサリ』:ガチマッチのルールの一つとしてのガチアサリ
ガチアサリ:アサリを10個集めて完成するオブジェクト
として以下から表記分けを行います。
◆目次◆
スプラトゥーンにおける塗り
まず最初に『スプラトゥーン2』というゲームそのものにおいての塗りの役割から確認していきたいと思います。
自分たちの陣地を広げる
そもそも、スプラトゥーンは「塗る」ことから始まるゲームです。私たちプレイヤーは自チームのインクを泳ぐことができ、潜っている間はインクや体力を回復することができます。逆に相手チームのインクを踏んでしまうと移動が極端に鈍くなり、ダメージも受けてしまいます。
つまり、原則として自チームのインク上こそがプレイヤーが動くことのできる行動範囲(陣地)になるという解釈をすることができます。塗りを広げて陣地を増やすことによって、広いスペースを使って様々な作戦を立てることができるようになります。
逆に相手の立場からすると、敵に塗りを取られているということは陣地が少ない状態になります。動ける場所が狭いと、出来る事も少なくなってしまいますし、当然対処もされやすくなってしまいます。皆さんも感覚として塗り状況が悪いと窮屈さを感じる人も多いのではないでしょうか?
スペシャルゲージを溜める
スプラトゥーンにはスペシャルウェポン(SP)が存在します。スペシャルは非常に強力で、使う場所とタイミング次第では戦況を一気に変えるパワーを持っています。そんなスペシャルですが、発動するためには塗りを行ってゲージを満タンにしなければなりません。ここぞの場面で押し切りたいという時、あらかじめ塗りを行っていないとスペシャルが溜まっていないという状況に陥ってしまうことは珍しくありません。
『ガチアサリ』における塗り
次は、『ガチアサリ』における塗りの役割を確認します。
アサリの位置が表示される
フィールド上に散らばっているアサリは、自チームのインク上にあると丸く光って落ちている位置がわかるようになります。これはマップ上でも表示されるので、塗りを広げることによってアサリの場所を把握しやすくなります。
回収できるアサリの個数を増やす
塗るとアサリの位置がわかるということもそうですが、そもそも自チームのインクで塗られていない場所に落ちているアサリを拾うことは難しいです。塗りを広げる=アサリを拾うことのできる場所を増やす という関係性が成り立ちます。
なぜ塗りが重要なのか?
以上の内容を踏まえて、なぜガチアサリにおいて塗りが重要なのか考察します。
カウントを大きく進めるために、アサリをたくさん集めたい
このルールにはペナルティカウントというものが存在します。ガチアサリを入れてバリアを割ってからアサリを入れてカウントを進めていく(チャンスタイム)訳ですが、アサリが入らなくなって一定時間が経ってしまうとバリアは閉じてしまいます。この際に入れた得点の約半分がペナルティカウントとして課せられることになります。(ペナルティカウントを消化しないとカウントが進まなくなります)
つまり、何度もガチアサリを入れてチャンスタイムに突入するよりも、一度のチャンスタイムで大量に得点を稼いだ方が効率的にカウントが進むことになります。
そこで重要になるのがアサリ集めです。なぜなら、アサリをあまり持っていない状態でチャンスタイムに突入するとアサリを回収するためにゴールから退く必要がありますが、そのうちに相手は防衛に戻ってきてしまうため追加の得点が難しくなります。
初めからアサリをたくさん持った状態でチャンスタイムに突入することでアサリ回収の手間を省くことが可能になります。キルを取りにいって抑えるのもよし、そのままアサリをどんどん入れてカウントを進めるのもよし。単純にみんながアサリを持っていればそれを入れやすくなるということもありますが、アサリを拾うためにゴール付近を離れる時間が減るために抑えを行っている味方の負担を減らすことにもつながります。
そのため、アサリ集めをスムーズに行うためにも塗り広げは必要不可欠になってきます。
ゴール前を切り開いて押し込むために、スペシャルを溜めたい
ガチアサリを相手ゴールに入れるためにはスペシャルが欲しくなってくる場面が多々あります。メインだけで人数有利を作ったり相手陣地を崩すことができれば問題ないのですが、実際はなかなかそうはいきません。スペシャルを使うことによって確実に人数有利を作ったり、ゴール下にたどり着くための道を切り開いたりすることが可能になります。そのため塗ることによってスペシャルを溜めるという行為も重要になります。
「ガチアサリのカウントを進める」という目的のためには、「アサリを集める」「スペシャルを溜める」などの手段が必要になる。これらの手段を遂行する過程にあるのが「塗り」である。…という構図になっているんですね。
複数ルートを選択できるようにして、攻めの成功率を上げたい
塗り広げを行うことによって自分たちの陣地を拡大することができます。そうすることによって、様々なルートから相手ゴールに向かうことが可能になります。つまり、攻めの選択肢を増やすことに繋がります。そして、防衛側からすると、複数の方向を同時に防衛するのは一つの場所だけを防衛するよりも難易度が上がります。
片方が止められてももう片方から侵入して崩しを行うといったような作戦を取ることができますし、あわよくば挟みこむことによってどちらもデスをせずに相手を崩すことができれば儲けものですよね。
取れる選択肢が多いというのは非常に強力です。目に見えて状況が変わるというわけではありませんが、塗りは有利な状況を作るための下準備になります。
相手の動きを制限して、攻めの失敗率を下げたい/防衛の成功率を上げたい
塗り広げによって陣地を増やすと自分たちの行動の選択肢が増えるというのが一つ前の内容でした。この状況では相手は動ける場所が狭いために行動が大きく制限されます。
具体的な例を挙げると、こちらがしっかり塗り広げをできている場合相手のローラーや短射程ブキなどによる潜伏キルを貰うことが少なくなります。潜伏する側からすれば塗り状況が悪い中で相手に気づかれずに距離を詰めることは非常に困難になるからです。
塗り替えしをしながら前に出ようとすると時間がかかってしまいますし、何より目立ちます。多くのブキは塗りがないと動けませんが、先に塗りが完了している方と塗りを行ってから動かなければならない方では前者が有利となるのは明白です。
攻める際の不意のデスを減らすのはもちろん、防衛の際に相手の動きを制限してキルを取りやすくすることもできます。リスク軽減という意味でも塗りは重要になります。
いつ塗り広げを行うのか?
では実際にどのようなタイミングで塗りを行うのかについて考察します。
敵が近くにいない時
原則としてはこれに尽きると思います。というのも、敵が近くにいる状態で悠長に塗りをしていたら当然狙われてしまいます。メイン射撃をしている間は身体を晒している状態になるため、周りの安全が確保できていなければ塗りを続行するのは難しいです。
この考えに基づいて、塗り広げ行為を行ってよいと考えられる状況をいくつか紹介します。
①防衛完了後(超重要)
相手の攻めを凌ぎ切った場合、ある程度キルが取れて人数有利になっていることが多いです。この時間は、敵の人数が少ないため塗り広げを行う絶好のチャンスです。デスから復活するまでには少し時間がかかるため比較的邪魔をされずに塗ることができます。
このタイミングで”素早く”塗り広げとアサリ集めを行うことができればカウンターのチャンスになります。(時間をかけてしまうとせっかく倒した敵が中央に戻ってきてしまいます。)
②目視やマップの情報から近くに敵がいないと推定できる時
敵が視認できる場合やマップに位置が表示されている場合があります。明らかにこの近くにはいなさそうだと考えられる場合は塗りを行ってもよいでしょう。ただし、敵がデスしていない場合アサリが落ちている中央付近には敵がいる可能性が高いので注意が必要です。
③索敵を行うための塗り(クリアリング)
敵が生存しているのにどこにいるのかわからない場合、潜伏をしている可能性があります。潜伏を暴くための手段として塗りを広げて索敵(クリアリング)を行うというものがあります。
ここで気を付けたいのが、ただ塗るだけでは身体を晒して潜伏キルを取られてしまう恐れがあるということです。そのため、射程の先端を使って塗ることで敵インクから一定の距離を保ったままクリアリングを行うのが有効です。
まとめ
・アサリを集めつつスペシャルを溜めて攻め込むために塗りは大事
・塗りを広げることによって結果的に自分たちが動きやすくなり、攻めや守りを成功させやすくなる
・安全が確保されている時は素早く確実に塗り広げをして有利な状況を作りたい